ビーンズの宮殿へ

タタミ王国物語

 − ビーンズの宮殿へ −
「伝説達成の為に7年前にビーンズ王国で伝説の達成をしようと皆が集まったんだ。どこから聞き付けて来たのかピョン王が突然現れ、赤のビーンズと青のビーンズと黄金のイグサを横取りしようとしたんだ。その時私とダルは必死に守ろうとした。赤のビーンズは守ることはできたがピョンの魔法のせいで青のビーンズと黄金のイグサを取られてしまったんだ。そして、変な魔法のせいで皆操られてしまった。」

「ソラは大丈夫だったの?」

ピースがソラに聞いた。

「赤のビーンズに守られたんだ。赤のビーンズの傍にいたものは魔法にかからなかった。それでビーンズ王が私に赤のビーンズを守るようにと私に託したんだ。ピース、小さかった君をつれて王国を出た。ビーンズ王に言われた通りにタタミ王国に行き君たちと共にまた戻ってきたんだ。君たちの力が必要だったんだ。」

皆黙って思いを巡らせた。オモテがソラを見ながら言った。

「それで僕達は何をすればいいの?」

「ここにある赤のビーンズとこれから取り戻す青のビーンズと黄金のイグサ3つを、昔からある古い塔に納めるんだ。」

「するとどうなるの?」

ピースが聞いた。

「平和な国になると言われているが、詳しいことは私にも分からない…多分ラッシュ王はピョンの魔法が解けると考えているんだ。」

4人は急ながら、ピョン王の所へ向かった。

「そろそろ宮殿だが…誰だ!」

ソラがそう言うと、突然立ち止まると同時に剣を抜いた。オモテ達にも緊張が走る。

「待ってくれよ!俺だよ、君達と一緒に戦うために抜け出して来たんだ。」

木の影から出てきたのはダルだった。

「驚かすなよダル。」

ダルが遠くを見ながら言った。

「ソラ、急がないとまずいぞ、あれはジャック達じゃないか?」

ソラはダルが差指す方を見た。

「顔を合わせると面倒だ、皆こっちだ、急ごう。」

4人は急いでダルの道案内についていった。ピースが木々の間から見たものは、魔法にかけられて働かされているビーンズ王国の皆だった。

「オモテ君、ジュウ君見て!」

ピースが見ている方を見て驚いた。

「ひどいな〜」

ジュウが言うとオモテも力強く言った。

「許せないよ、こんなことして。」

ピースは胸に熱いものがこみ上げてくるのがわかった。

「僕達がこの国を守らないと…」

「さあ、行こう、早く皆を自由にしてあげないといけないよ。」

そう言うソラの後に続いた。

「もうすぐそこだ、ピョン王がいるぞ。」

大きな木の向こうに宮殿が見えてきた。

「青のビーンズと黄金のい草は椅子に隠されている。私がピョン王の気をそらすからそのうちにピョン王の椅子から持ち出すんだ。ピースが持ち出すんだ。」

「わかったよ。」

ピースは力強く答えた。

「そしたらラッシュ王が小屋へ急ぐんだ。小屋の裏の奥に古い塔がある、そこにある古い箱に三つとも入れるんだ。」

オモテ達はしっかりと頭に刻んだ。

「私は先に宮殿行く。5分もしたら慌ただしくなり中の者が出て行くはずだから少なくなる。その時を狙うんだ。」

ソラはダルを見て大きく頷いた。

「それでは本番だ!」

ダルは宮殿へ入っていった。


ご意見・ご感想はこちらまで

mail:omosiro★kudou-koumuten.net

※)★を@に変更してください

〜タタミ王国物語〜
第二章

17.最終回

16.伝説達成

15.三つが揃う

14.椅子を持ち出す

13.ビーンズの宮殿へ

12.ラッシュ王と会う

11.作戦

10.みんな仲間

9.嫌がらせ

8.アンジェの正体

7.ビーンズ王国へ出発

6.勇敢な戦士達

5.タタミ王国の戦士?!

4.ピースの決断


3.古い塔へ行った後…

2.ソラがきた

1.伝説

〜タタミ王国物語〜
第一章


メルマガ配信中
キャンの
一息入れなっせ〜

毎月2回配信

タタミ王国物語 top
工藤工務店 TOP
Copyright(C) 2011 Kudou All Rights Reserved